約40年間、革を中心とした婦人靴の企画から販売までを手掛けてきた当社。
これまでも、伝統ある浅草での靴づくりが減少していく中、浅草に自社工場を立ち上げて若手職人の育成を始めるなど、地域・社会貢献への取り組みも意欲的に行ってきた実績があります。
現在世界で取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)に向けてもいち早く取り組みたかったのですが、そこには業界ならではの壁がありました。
(1)多種多様なパーツから構成される靴
靴は少なくとも10種類以上、多くて20種類ほどのパーツからつくられています。その種類も様々で、アッパーに使われる革や生地、プラスチックでできたヒール、それを打ち込む金属でできた釘など、リサイクルしようとするとパーツを分解するだけで多大なコストと手間がかかってしまいます。