サンダル試作ワークショップレポート | あしながおじさん / cavacava (サヴァサヴァ)靴の公式通販サイト【公式】

サンダル試作ワークショップレポート

2022年6月1日

こんにちは、ECスタッフおーちゃんです🤫
6月の新作!レザーのミュールサンダルのワークショップが募集開始となりました✨

今回は初めての工場での作業。パーツが揃った段階で一から手作業で行っていくため、本格的な靴づくり体験となります。

本番に向けて、まずは社内スタッフが集まって試作を行いました!
お客さまが安全に、スムーズに作業を行えるよう、教わりながらも意見を出し合っていきました🎵

新作のサンダルづくりがどんなものなのか、こちらのブログでご紹介したいと思います🙌

このラックなんですが、靴の工場では欠かせないラックです。
ここに隙間なく靴をダーッと並べて移動させています。なので、靴工場でやってる感が出てテンションが上がりますね💛

まず、事前予約で選んだ本体の革やヒール巻きの革、そして木型やウェッジヒール、中底・本底など、必要なパーツを揃えます✨

ここで早速、
「”ウェッジ”って言われてもお客さまはわからないんじゃないか??」など意見が飛び交いました🤣
新入社員のスタッフも、「私も実際、何かわかりませんでした・・・💧」との声が!

私たちスタッフは当然のように使ってしまう専門用語。
もちろん本番では、パーツの名称など靴の構造がわかる説明を準備しています✍

ちなみにウェッジとは、”ウェッジソール”などと呼ばれるヒールの形状の種類です。
通常のヒールとは違い、くさび型に厚底になっていて、つま先からかかと部分にかけてだんだん厚くなっている形をさします👠
安定感があり歩きやすいのが特長ですね✨

と、話が盛り上がる中、本格的な作業に入っていきます。
まずはのりを塗る作業から。数多くのパーツに根気よく塗っていきます。

塗りの作業は結構長く、ちょっと疲れます(笑)
ダマにならないように塗らなければいけないのですが、これが難しい!!🥴

ちなみに、靴業界に入って知ったのですが、靴で使う”糊(のり)”というのは、塗ってからある程度乾かしたあとに付けるんです。

よく学校の授業で使った文房具ののりは、乾かないうちにすぐくっつけますよね。それが靴のパーツは違うんです☝

なので、最初の工程でのりを各所に塗っていき、時間が経った状態で付ける作業を行っていきます。

一通り終わったら、のりが付いた状態の革とパーツを接着する作業を行っていきます。

ずれないように手作業で行います。
すぐに終わるスタッフと、慎重に行うスタッフに分かれますね🤣
靴づくりは性格が出ると言われます(笑)

そして、本体ベルト部分のアッパー革を接着する作業で使うのが、この工具。
靴業界でしか使いません。

みなさん、何に見えますか?👀

ある動物に例えた通称があります。
今まで工場見学の経験がある方はわかるはずです🎵

チッ⌛

チッ⌛

チッ⌛

正解は・・・

🐊🐊🐊ワニ🐊🐊🐊

でした~!当てられた方、いますかね?🙋

ワニを使って革を引っ張り、のり部分に接着。
場所を微調整したら、ココで決める!というところでトントンと叩きます。
たしかに、引っ張る作業&叩く作業をこれ一本で、持ち替えることなく行うことができるので、🐊ワニ🐊は便利ですね☝

工場長が自らお手本となり、手慣れたようすで見せてくれるのですが・・・

そう簡単にはいかないので大変です😅

ですが、大変な作業をこなしていくと、自分のサンダルにどんどん愛着が湧いてくるんですよね🥰不思議です✨

さて、作業も後半へ。
サンダルの上の本体部分が完成したら、今度はヒールと本底を圧着する作業へ移っていきます。

人間の全体重がかかる靴というのは、安全に履くために耐久性が必要です。

特に、ヒール・本底が付く”圧着”という作業は、絶対に剥がれることのないようにしなければなりません。

そこで、強力に接着するために、接着面を機械で削り、段差を無くして超細かな凹凸をつけ、表面をなだらかにする作業を行います。

ジェルネイルやスカルプネイルを経験した方ならおわかりかと思いますが、ネイルの薬剤を付ける前に、自爪をファイルというヤスリで細か~く削っていきますよね💅
これをしないと、爪の上に乗せたジェルやスカルプネイルはすぐにするっと取れてしまうんですよね😅
それと同じ原理かなと思います☝

そしてここで登場するのが、

グラインダー

名前がなんとなくかっこいいですよね😎

砥石を高速回転させて研磨する機械です◎
これは危険を伴う作業ですので、ご希望される方のみ体験ができます!
※安全に行うため、工場スタッフが補助について行います

印の内側全体を削る必要があるため、工場スタッフが一堂に集まり、一気にグラインダーをかけていきます。

これは見ものですよ🧐✨

集中して一気にかけていきます

我が子たちが並びました👡👡👡

ここで、慎重にヒールと本底の位置を決め、叩きます🔨
そして、圧着の機械でしっかりと付けます。
この機械音は、何だか昔ながらの工場音?というか、機械音?がして、個人的にとても好きです(笑)ダンサーインザダークの音楽のような・・・

この他に、ワークショップ限定のあしながおじさんロゴ刻印が入った中敷を貼る作業もあります!
ご紹介しきれなかった工程もありますが、本番をお楽しみに🌻🌻

完成品を撮影してみました📸✨

革の柔らかさ、クッション性のよさで驚くほどの履き心地🎵
この夏活躍しそうですね✨
是非この機会に、ワークショップに参加してみてくださいね!

▼詳しくはコチラから▼

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クロスロード生産部が運営する、あしながおじさんのワークショップ。靴に使った余り革を使い、レザークラフトをしています。毎月、浅草で開催中!