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靴ができるまで⑤

2023年9月27日

こんにちは。
工場長の齋藤です。
暑い夏も終わりようやく涼しくなって過ごしやすくなって来ましたね〜
もう10月になるのでこの陽気が当たり前なのですが。少しでも長く秋を感じたいものです。
気がつけば今年も数ヶ月で終わりですね~
早いものです。歳を取ると時間の経過が早い!
やり残した事が無い様に頑張って行きましょう!

9月24日の日曜日サンダルワークショップ開催させてもらいました!

サンダルの時期は過ぎてしまったにも関わらず参加して頂いた皆様ありがとうございました!

9月24日のワークショップブログはこちら

10月、11月、12月とまだまだワークショップは開催しますので皆様、是非ご参加下さい!

10月のワークショップ詳細はこちら

前置きが長くなりましたが靴が出来るまで
 底貼り
行きたいと思います。

確か、前回パンディング迄の作業を説明したと思いますが……
間が開くと忘れますね〜もう年だな〜
ちょっと前回のブログ確認します。

靴ができるまで④
オッケーです!あってました!
それでは底貼り行きましょう。

まずはは銀スリです。  

革の表面、銀面を擦り落とさないと糊がつかないのでグラインダーと言う機械(砥石が高速で回転する機械)で銀面を擦り落として行きます。
吊り込んだ靴にフリクションで本底の形を書いて行きます。慣れて来ればこの作業は省略します
フリクションで書いた線の内側、なるべくギリギリを攻めます。後、厚み等もなるべく均一になる様に擦り落として行きます。

吊り込み作業をしっかりとしておくと
銀スリの作業はスムーズで奇麗に、仕上がります。
ある程度平らにしておかないと底を貼った時にボコボコして見栄えが悪くなります。
なかなか難しい工程です。

その後、底を貼るために糊を塗って行きます。
擦った所をめがけて、内側に塗りすぎないようにはみ出さない様に塗って行きます。

15分〜20分位乾燥させたら底を貼って行きます。
糊を塗っておいた本底を温めます
これは糊の強度を上げるのと本底が柔らかくなり作業しやすくなります。

糊を塗った所をめがけて貼って行きます。
はみ出さない様に内側に貼りすぎない様に
貼る作業も無理に引っ張ったり縮めたりすると本底面が奇麗に仕上がらなくなるのでその辺りに気をつけて貼って行きます。

最後に圧着します。

これで底貼りの工程は終了です。

銀スリ、底貼りの工程は
仕込み、吊り込み
等をしっかりやっておかないと綺麗に
仕上がらず時間もかかってしまいます。
どの工程もそうですが前準備は大事ですね!

これで底貼りの作業は終わりです。

今回はここまでにしましょう。
次回は靴を木型から抜く工程、ヒール打ち
仕上げ、を説明したいと思います!
木型ってどうやって抜くんだろうって思いませんか?ここからどう抜くのか!
1枚だけ写真を載せておきますので皆様
どう抜くのか想像しておいて下さい!


次回も宜しくお願い致します!
あるあるも宜しくお願い致します!

朝晩、寒くなって来たので皆様、風邪等引かない様に気をつけてお過ごし下さい。

最後迄お付き合いありがとうございます!

さいとう工場長ブログ

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クロスロード生産部の工場長です。浅草にある小さな工場で、あしながおじさんやサヴァサヴァの革靴をつくっています。

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靴の職人たち

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クロスロード生産部の靴職人たちのブログです。日々靴づくりに徹する職人たちの、普段聞けない声や熱い思いが込められています。