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革について①

2025年11月28日

こんにちは、工場長の齋藤です。
冬本番ですね〜。

今年も残り後1ヶ月ちょっと。
来年いい年を迎えられるように、あと少し風邪等引かないように頑張って行きましょう!

さて、今回は革について話していきたいと思います。

話す前に一言お断りしておきたいのですが、正直あまり革について詳しくはありません。
皆さんより「多少知っているのかな〜」レベルです。
なので、「そんなの知ってるよ!」みたいな事もあると思いますが、その辺はご勘弁下さい!

では行きましょう!

革製品にはいろんな種類の動物の皮が使われています。
虫以外は使われているんじゃないかな〜、多分。

靴に良く使われるのは、牛、羊、山羊、豚、馬あたり。

牛、羊、山羊はアッパー材(表革)によく使用されます。
豚革は裏革(ライニング)に使用されることが多いです。
あとは馬革。中敷きや裏革などに使われます(高級!)。

ところで、実際の革って皆さん見た事ありますか?
良くドラマでお金持ちの家に虎だかヒョウだか分からないような、動物の形をしたものが床に敷かれたりしてますよね。

形はこんな感じです。それが1枚として納品されます。
四角くきれいに加工されて納品される訳ではありません。
流石に毛は生えていないですが、形も整ってないし、一頭ごとに大きさも違うので扱いが厄介です。

実際に牛と山羊の革を撮影してみました!
ちなみに牛革の方は半裁(一頭を縦に2分割した大きさ)です。
こうやって比べてみると、同じ一枚でも随分と大きさが違いますよね~。

端っこの部分や腹回りはあまり良い部分ではないので、使えない事が多いです。
後は虫食い、血筋、傷などがあるとその部分も使えないです。

靴にする場合は、そういった”使えない部分”を避けてアッパーの型を入れていきます。
なので、ロスが多いんですよね〜。

これが革靴の値段を上げている1つの要因になっているのは間違いないと思います。

そもそも革自体も高いのです。
天然の物を加工し、手間暇かけてきれいに仕上げていかないと、良い商品にならない・・・。
高いのはしょうがないですね。
本当に、すごく手間も時間もかかります!
(ちなみに、手間のかかる話は今後出来たらなと思います)

それに比べて人工皮革や合成皮革などはしっかりと四角く加工されているので扱いやすいですね。
端から端までキッチリ使えます。傷などもないですし、型も入れやすいです。

今回はこの辺りにしておきましょう!
長すぎると読むのも疲れると思いますので。

今後も革の知識が少しでも増えるような情報を皆さんにお伝え出来たらと思います。
今回もお付き合いありがとうございました!
それでは次回もお楽しみに!

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クロスロード生産部の工場長です。浅草にある小さな工場で、あしながおじさんやサヴァサヴァの革靴をつくっています。

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