2月23日(祝) ミニチュアブーツのペン立てワークショップレポート  | あしながおじさん / cavacava (サヴァサヴァ)靴の公式通販サイト【公式】

2月23日(祝) ミニチュアブーツのペン立てワークショップレポート 

2022年2月25日

2月は久しぶりにミニチュアブーツのペン立てを作るワークショップを開催しました。
10月以来、2度目の開催です👏

午前中は6名様満席で開催です。
ワークショップ参加は3回目!のお客様から、初めてのお客様まで様々な方にお越しいただきました。

《なかなか目にすることのない、巻き革のままの物もご用意。》

ミニチュアペン立てはしっかりした厚めの革、「レッザボタニカ」を使用して作っていきます。
底を除くと3パーツで構成されているのですが、この色の組合せは自由!
革のカラーバリエーションは全部で7~8種類程度なんですが、3か所の組み合わせるとなると、意外と迷うもの。
革と革を重ね合わせて、薄目で見本のブーツと見比べて…🤔
どうにかこうにか皆様決まりました✨
この後、更にステッチの色も4色から選び、いよいよ製作スタートです⛏

定番の巾着と違って、こちらは針と糸🧵を使用していきます。
パーツをすべて切り出したら、いよいよ針の出番。
洋裁用の糸よりも太く丈夫な糸を使用するため、針も大きめなんですが、太いより糸を針にに通すのはちょっと大変。
ハンマーでたたいて、平らにしてから鋭くななめにカッターで糸の先をカット。
慣れてしまえば簡単なんですが、最初は皆様苦労されていました。
逆に糸通しで才能を開花されるお客様も🤭

また、針は糸の両端に2本付けた状態でステッチしていきます。
イメージとしては両面からなみ縫いをしていく感じでしょうか?

難しそう、、、とご心配いただかなくても大丈夫です。
直線、曲線、重ねながら縫う、立体的に縫う、、、と工程ごとに少しずつ難易度を上げながら作っていくので、初めての方でもちゃんと仕上がるようになっています😌💖

ステッチに使用している糸は実際にあしながおじさんの靴にも使用されています。実際にご自身で体験されると職人さんのすごさを再確認しますね。

靴の形が出来上がってくるとどんどんとテンションも⤴⤴
しっかりした厚めの革を使用しているため、曲線部分は一目一目しっかり引き締めながら、靴の形を作っていきます。

靴の形が出来上がったら、本当の靴と同様にシューレースに見立てた糸を通して完成!
最後に飾りとしてサイドに刻印したタグをとめ付けます。

今回は色の組合せを楽しまれたお客様が多かったため、個性豊かなブーツたちが出来上がりました!
最初はどうなるか不安だった、、、と心配されてた方も、出来上がりに満足いただけたようで、スタッフも安心いたしました💕

作品の撮影会が終了したら、工場見学へ移動です。
この日はパンプスとサンダルを作っていました。
まだまだ寒い日々が続いていますが、工場では春~夏物をどんどんと製造中です。

自社工場では本革のアイテムを作ることがほとんどなのですが、この日は珍しく合成皮革を使用したアイテムも。
本革商品と合成皮革商品の作り方の違いなども説明に織り交ぜながら、説明をさせていただきました。

これで午前の部、全工程完了です。少しお時間オーバー気味になってしまいましたが、お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました!

午後は1名様のご予約です。
(最少催行人数は2名様とさせていただいておりますが、開催いたしました。)
マンツーマンどころかスタッフの方が多いという状況に気後れされたらどうしよう、、、とかなり不安でしたが、「贅沢!」とおっしゃっていただけたので、ホッ😌といたしました。
快く受け入れてくださって感謝です!

午前中の作品の写真も参考にしながら、早速革選び。
意外に今までサンプルも含めて作ってこなかったホワイトブーツを作ることに。
トレンド感のある一足になりそうな予感!

この会のお客様は過去に巾着・ルームシューズのワークショップにもご参加いただいた方でした。
流石に3回目の裁断、切断、また、ステッチもルームシューズでたっぷり経験済みということもあり、サクサクと進んでいきます。

朗らかなお客様だったので、ついつい会話も盛り上がってしまいました。
スタッフが一方的におしゃべりしていた気も少々しますが、、、。
かなり手際がいいので、気になってお話をお伺いしたら、お父様が製甲職人さんだったとのこと。
このワークショップで使用しているハンマーや革包丁にも馴染み深く、手慣れた感じなのも納得です。
ご自宅に古い道具がまだあるという話が出たときには道具マニアの職人さんの目が光っていました😎
国内の道具を作る職人さんはほぼいなくなり、国産の製靴工具を手に入れるのはどんどん難しくなっているみたいです。
靴づくりは職人さんを支える道具があってこそ。仕方がないとはいえ、少し寂しい話ですね😢
(※製甲:靴のアッパー部分を縫製したりパーツを付けて製作すること)

《職人自慢のハンマーコレクション》

おしゃべりと同時に作業はどんどん進み、ホワイトブーツの完成です!
ベロ部分に使用した柔らかみのあるグレーとステッチの色がマッチして、素敵な1足に仕上がりました。

流石に3回目でしたので、工場見学はご辞退。
余ったお時間で夏物が揃ったショールームを少しご案内させていただきました。

ショールームの靴はその時々によって、ほとんどご用意がなかったり、充実していたりと様々。
今月はかなりフルラインナップが揃った当たり月でしたので、未発表前の新商品をご覧いただきました。
ワークショップの作業の合間、お時間が許せばご案内しております。
ショールームのラインナップは運しだいですが、これもワークショップ参加者様だけの特典です✨✨

2月のミニチュアブーツのペン立て作りのワークショップはこれで終了です。
2/26(土)は巾着ポシェットを作ります🤳
品切れになってしまった人気の革や、新色の革ひもなどを追加してご用意しています。ご期待ください😘

また、3月は今度こそ、新作アイテムをご紹介することができそうです!!
近々リリースいたしますので、こちらもどうぞお楽しみに❤

生産部 STAFF

生産部 STAFF

浅草にあるクロスロードの自社工場。 職人が集まり、ほとんど手作業で靴をつくっています。毎月レザークラフトを行うワークショップも開催しています。 Instagram @shoesfactory_asakusa

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クロスロード生産部が運営する、あしながおじさんのワークショップ。靴に使った余り革を使い、レザークラフトをしています。毎月、浅草で開催中!

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