こんにちは、生産部です。
2018年も終わりに近付いてきましたね。
最近の生産部では早くも春物のパンプスの生産がスタートしています。

前回は靴が出来上がるまでの仕込み編をご紹介しましたが、今回は「吊りこみ」と呼ばれる工程をご紹介します。
↓仕込み編はこちら

サイドゴアシューズが出来上がるまで その1

 

底付けの中でも吊りこみと呼ばれる工程では様々な機械が登場します。
まずはこちらのトーラスター。

靴の爪先部分を木型に合わせて形作る機械です。
全自動と言うわけではなく、トーラスター歴10年以上の工場長がデザイン毎に微調整をして操作します。
あらかじめアッパーと中底に靴専用の強力な糊を塗っておき、この機械にかけます。

爪先部分が吊りこめました。

続けて土踏まず辺りまでを形にします。
ここは人の手によって専用の道具を使って吊りこんでいきます。

木型の形をイメージしてしっかりと叩いて形作っていきます。

ここまでくると次はかかと周り。
かかとには仕込みで月型を入れたので、しっかりとまとまるようにヒールラスターと言う機械で釘でまとめます。

こちらの機械も担当のスタッフがデザインやサイズ毎に微調整をしながら操作しています。

かかとが釘でまとめられました。

かかと回りを機械で綺麗にして吊りこみは終了です。

次は底を貼り付けるのですが、そのまま革に糊を塗って貼り付けても底は剥がれてしまいます。
革に糊を定着させるため、革の表面をグラインダーで荒らしていきます。

革の銀面(表面)をすり落とすため、この工程を銀すりと呼びます。
先輩職人によると入社当初私たちが片足をすり落とすまで10分以上かかっていたそうなのですが、今では30秒ほどですり落としてしまいます。

右が銀すり前、左が銀すり後です。
銀すりが終わるとすり落としたところに糊を塗ります。

予め糊を塗っておいた底と貼り合わせ…

圧着機で定着させます。

完成が見えてきましたね。

中の芯材が乾くのを待って次の日に木型から外し、機械を使ってヒールを釘で固定します。

靴ができあがりました!

この後は弊社の工場内にある仕上げ場で中敷を敷いたりクリームを塗りこんだりするのですが、底付の工程はこれで終了です。

ざっくりとご紹介しましたがいかがでしたか?
所々機械を使っても手作業によるものが多いのが靴作りです。
年に2回ほど浅草のイベントで工場見学を開催しているので、是非遊びに来てくださいね!